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口腔ケアと誤嚥性肺炎

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デイサービスセンター『由の郷』

肉体的・精神的な回復が期待できる口腔ケアのお話

口腔ケアが必要になってくる可能性の高い、高齢者のイメージ

口腔ケアの大切さについてお話したいと思います(口腔とは、口からのどにかけての空間のこと)。

口腔ケアとは口へ食べ物を取り込み、噛み砕き、飲み込む。話をしたり、息をする、表情を出すなどに、口腔は大きな役割を持ちます。
こういった働きを保ったり、強化する事、さらに高齢者にとって深刻な疾患である、嚥下性肺炎を予防する事。 これらを目的として、歯磨き・義歯の手入れ・口腔周辺のリハビリを行う事を一般的に「口腔ケア」といいます。

口腔ケアの目的と効果

  • きれいに発音し、話ができることで人とのコミュニケーションがとれいきいきと過せる。
  • 美味しく食事をすることで、楽しみや生きがいを感じる。
  • しっかり咀嚼することができるようになり、しっかり咀嚼することが脳を刺激し、
    リハビリになる。
  • 嚥下性肺炎を予防する。

こういった事から肉体的、精神的な回復も期待でき、ご家族の介護の負担も軽減されると考えられます。

高齢者にとって深刻な疾患 -嚥下性肺炎-

一般的な誤燕性肺炎発症の図

嚥下性肺炎(又は、誤燕性肺炎)とは、唾液や食物を誤って気管に入れてしまう事により、唾液などに含まれる細菌から感染しておこる肺炎です。

肺炎といえば、風邪をこじらせてなる病気というイメージがありますが、食べ物や唾液とともに気管に細菌が入り込めば、風邪でなくても肺炎を起こします。

咳反射や嚥下反射、抵抗力の低下した高齢者は 嚥下性肺炎を起こしやすいのです。
高齢者の肺炎の約70%は嚥下性肺炎というのが現状です。

口腔ケアによって予防できる誤嚥性肺炎

誤嚥性肺炎は、食前・食後の口腔ケアで口腔内環境を良好に保つことで予防することが可能です。

実際に口腔ケアを実施した人たちと実施しなかった人たちを比較すると、肺炎の発生率は約40%減少させる効果がありました。

口腔ケアの手順

  1. 体位を整える
    唾液や水分などを誤嚥しないよう適切な体位に整えます。
  2. 口腔内外の観察
    口腔内外の汚れや乾燥などを確認します。
  3. 保湿ケア
    口腔内が乾燥した状態で口腔ケアを始めると、粘膜を傷つけてしまう可能性がありますので口唇や口腔内を保湿します。
  4. 口腔内清掃
    歯ブラシでのブラッシング、舌の清掃など口腔内を清掃します。
  5. 口腔内マッサージ
    お口の周りや唾液腺を痛くない程度の力でマッサージし、唾液の分泌を促します。
  6. 保湿ケア
    仕上げに再度保湿ケアを行います。口腔ケア終了後も口腔内が乾燥しないよう日常的に保湿すると、より効果的です。

いかがでしたでしょうか?
お口の中は、生きること・生活に重要な関わりをもつところです。 食べ物をうまく噛めない・うまくしゃべれない、ところから悪循環がうまれていくところを、 良い循環に変えていける口腔ケアは介護の現場においても重要と考え、 併設する「デイサービスセンター由の郷」では、食後に歯科衛生士による口腔ケアを行っております。

中野デンタルクリニック併設「デイサービスセンター由の郷」
■デイサービスセンター 由の郷■ホームページはこちら

また、中野デンタルクリニックでは、訪問診療を行っております。
口腔ケアや 訪問診療に関するご質問等ありましたら、お気軽にご相談ください。